日本ソーシャルワーク学会「実践研究支援ワークショップ」
本ワークショップは、本学会から2019年に刊行された『ソーシャルワーカーのための研究ガイドブック』(中央法規出版)を踏まえて、それぞれの現場において支援活動に従事するソーシャルワーカーの皆さんが、日々の支援の中で生じる様々な疑問や気づき等に対して、「研究」という手法を用いて向き合うための第一歩となるべく企画されたものです。ワークショップでは、講義と小グループでのワーク等を通して、参加者の皆さんがソーシャルワーカーとしての自身の「問い」を言語化して、研究計画書を作成していきます。そのため、参加者の皆さんには事前課題や宿題に取り組むことが求められます。
本学会としては、参加者の皆さんが本ワークショップをきっかけにして、自身の実践研究を職場内外でプレゼンテーションできる力量を身につけることを目指しており、希望者にはフォローアップ研修の機会も提供しています。実践研究に関心があり、これから実践研究を始めたいと思っている実践者の皆さん、実際に取り組めるように一緒に学んでみませんか。
Ⅰ.開催日時
〔1日目〕2024年9月15日(日)13時~17時
〔2日目〕2024年10月6日(日)13時~17時
〔3日目〕2024年12月1日(日)15時~18時
※全日程の参加が条件となります。
Ⅱ.実施方法
Zoomによるオンライン開催
Ⅲ.プログラム内容
1日目
内容 | 担当 | |
13:00〜13:05 | 開会挨拶 本研修のねらいや進め方 | 小山 隆(本学会会長/同志社大学) 佐藤 俊一(NPO法人スピリチュアルケア研究会ちば) |
13:05〜13:45 | 研究とは何か〔講義〕 | 小山 隆 |
13:45~14:15 | 「問い」とは何か〔講義〕 | 白川 充(仙台白百合女子大学) |
14:15~14:20 | <休憩> | |
14:20~15:10 | グループワーク① ・事前課題1・2の共有・検討 | |
15:10~15:40 | 研究方法の基礎 〔講義〕 | 保正 友子(日本福祉大学) |
15:40~15:45 | <休憩> | |
15:45~16:05 | 先行研究の調べ方〔講義〕 | 浅野 貴博(ルーテル学院大学) |
16:05~16:35 | 研究計画書の作成の仕方 | 池田 雅子(北星学園大学) |
16:35~16:55 | グループワーク② ・事前課題3の検討 | |
16:55~17:00 | まとめ(次回までのホームワークの提示) | 池田 雅子 |
2日目
内容 | 担当 | |
13:00~13:05 | 本日の進め方 | 佐藤 俊一 |
13:05~13:35 | 研究倫理について〔講義〕 | 佐藤 俊一 |
13:35~14:05 | 様々な研究デザイン〔講義〕 | 大島 巌(本学会副会長/東北福祉大学) |
14:05~14:10 | <休憩> | |
14:10~15:20 | グループワーク③ ・研究計画書のグループでの共有 ・研究計画書の修正等 | |
15:20~15:50 | <休憩> 研究計画書の修正 ・個人作業 | |
15:50~16:30 | 全体共有 | |
16:30~16:50 | グループワーク④ ・グループでの共有 | |
16:50~17:00 | まとめ(次回の発表について) | 白川 充 |
3日目
内容 | 担当 | |
15:00~15:05 | 本日の進め方 | 佐藤 俊一 |
15:05~15:35 | グループワーク⑤ ・発表内容の共有 | |
15:35~17:05 | 全体共有 | |
17:05~17:15 | <休憩> | |
17:15~17:50 | ファシリテーターからのコメント | |
17:50~18:00 | まとめ | 大島 巌 |
- 小グループに分かれて、各グループにファシリテーターが入ります。
- 本ワークショップのテキストとして、日本ソーシャルワーク学会監修『ソーシャルワーカーのための研究ガイドブック』(中央法規出版)を用います。講義の理解を助けるだけでなく、事前課題等のホームワークでも活用して頂けますので、参加申込者の方は事前に各自でご準備ください。
Ⅳ.参加対象及び定員
【参加対象】
実践研究に関心があり、実践研究の基本を学び、これから実践研究を始めたいと思っている実践者の方
※大学院(修士及び博士課程)の在学生は対象外となります。
※日本ソーシャルワーク学会の学会員・非会員は問いません。
【参加定員】 28名
Ⅴ.参加費
5,000円
※なお、お申込みの際に納入された参加費は、9月5日(木)17:00までにキャンセルのご連絡をいただいた場合のみ返金を致します(但し、参加費のお支払い方法・お支払い日により手数料が発生します)。それ以降については、ワークショップに不参加の場合であっても返金は致しませんので、あらかじめご了承ください。
Ⅵ.参加申込み方法
- 参加申し込みは「Peatix」というイベントプラットホームを用いて行います。既にアカウントをお持ちの方は、Peatix内のイベントページ(https://swpracticeresearch2024.peatix.com)にアクセスし、ログインの上、お申込み手続きをしてください。Peatixを初めてご利用される方については、新規登録の手続き(無料)が必要になります。
- Peatix内のイベントページは7月7日(日)に公開予定です。
Ⅶ.参加申込み期間
2024年7月7日(日)9:00〜8月20日(火)17:00
※申込み期限前であっても定員に達した段階で申込みを締め切る予定です。
※なお、定員に達した後に5名分のキャンセル待ちの登録を実施する予定です(登録は無料)。参加申込者の中でキャンセルが出た場合に、順次ご案内する予定です。
【ワークショップの参加について】
◎開催の2日前までにZoomの情報やワークショップの資料を送付する予定です。
◎参加者の皆さんには、次回の課題に取り組む際の参考としてご活用いただけるように、ワークショップ1日目及び2日目の講義部分の動画を期間限定で配信する予定です。
【事前課題について】
◎参加者の皆さんには、実践者として日頃の実践の中で抱いている問題意識や疑問を元に、その内容を整理するための事前課題に取り組んでいただきます。ワークショップでは、小グループの中で事前課題について共有化し、講師の助言やメンバーとの意見交換を通して研究計画書を作成できるようにしていきます。