2023年度 第40回大会
1.大会テーマ
実践現場からの情報発信と実践研究 ~震災復興支援の経験を踏まえて~
プログラム・抄録集
日本ソーシャルワーク学会 第40回大会 プログラム抄録集(PDF46.4MB)
2.趣旨
第40回を迎える日本ソーシャルワーク学会宮城大会では、近年、本学会が力を入れて来たソーシャルワーク職能団体との連携を深める取組みの一環として、「実践現場からの情報発信と実践研究」を取り上げます。そして、実践家の皆さんとご一緒に実践研究のあり方と、「実践現場からの情報発信」の意義を共に議論する場にできればと思います。
「実践研究」を含む「研究」は、社会や実践現場に大きな影響を与えうる価値ある「情報」を生産します。またその「情報」は科学的な知の公共財として体系的に蓄積されて、信頼できる「情報」を社会や実践現場にフィードバックします。
一方、優れた「実践現場」の取組みは、多くの実践家に共有することによって、より効果的な支援を生み出し、再現可能な有効な支援方法として定式化できます。より良い支援を生み出すためにも、優れた「実践現場」の取組みは「情報発信」し、積極的に共有することが求められています。またそれによって、「実践現場」の実践力も向上します。そこに「実践研究」の大きな役割があります。 さて、震災など深刻な自然災害が頻発する日本では、震災復興への取組みは社会的に大きな課題です。そこに果たすソーシャルワークの研究的、実践的、そして社会的な役割はとても大きいと考えます。この第40回宮城大会では、東日本大震災における経験を手がかりにして、「実践現場からの情報発信と実践研究」の相乗作用とそれぞれの役割について、皆さんとご一緒に議論したいと考えています。
3.開催日時
2023年7月8日(土)、7月9日(日)
4.開催場所および開催方法
対面とオンライン(Zoom)のハイブリッド形式
※ただし自由研究報告は、対面会場のみに限定させて頂きます。
対面会場
東北福祉大学仙台東口キャンパス
〒983-8511 仙台市宮城野区榴岡2-5-26(仙台駅東口より徒歩3分)
オンライン会場
Zoom使用(Zoom情報は2日前までに送付)
5.実行体制について
- 主催大会校・主催団体:
学校法人栴檀学園東北福祉大学 - 共催団体:
【宮城県】(一社)宮城県社会福祉士会、(一社)宮城県精神保健福祉士協会、 宮城県医療ソーシャルワーカー協会、宮城県社会福祉法人経営者協議会
【全国団体】(公社)日本社会福祉士会、(公社)日本精神保健福祉士協会、(公社)日本医療ソーシャルワーカー協会、(特非)日本ソーシャルワーカー協会 - 大会長:
東北福祉大学学長 千葉 公慈 - 副大会長:
折腹実己子((一社)宮城県社会福祉士会会長)
小野正生((一社)宮城県精神保健福祉士協会会長)
畠山稔(宮城県医療ソーシャルワーカー協会会長)
庄子清典(宮城県社会福祉法人経営者協議会会長)
大島巌(東北福祉大学副学長) - 実行委員長:
田中尚(東北福祉大学教授) - 事務局長:
石附敬(東北福祉大学准教授)
6.大会プログラムについて【予定】
第1日目:2023年7月8日(土)
10:00 | 開会:学会長、大会長挨拶 |
10:30-11:45 | 基調講演および共催団体のご紹介・レスポンス 基調講演 実践現場からの情報発信と実践研究(60分):大島巌、竹之内章代(東北福祉大学) 指定発言:野口百香氏(日本医療ソーシャルワーカー協会会長/日本ソーシャルワーカー連盟会長)、折腹実己子氏(宮城県社会福祉士会会長) |
11:45-12:45 | 昼食 |
12:45-15:15 | 大会校企画シンポジウム 実践現場からの情報発信と実践研究 ~震災復興支援の経験を踏まえた実践と研究の循環可能性~ 〇シンポジスト: 大橋雄介氏(NPO法人アスイク)、田中伸弥氏((社福)ライフの学校)、真壁さおり氏((一社)宮城県社会福祉士会)、基調講演者コメント「情報発信と実践研究の可能性」について発題 指定発言者:田村綾子氏(日本精神保健福祉士協会会長)、庄子清典氏(宮城県社会福祉法人経営者協議会会長) |
15:30-18:00 | 自由研究発表① 課題セッション① 震災復興支援におけるソーシャルワーク ○パネリスト:西澤英之氏(宮城県社会福祉士会)、三品竜浩氏(宮城県精神保健福祉士協会)、福井康江氏(日本医療ソーシャルワーカー協会)、野田 毅氏(宮城県社会福祉協議会経営者協議会) ・コーディネーター:田中尚(東北福祉大学)、芳賀恭司(東北福祉大学) |
18:30-20:00 | 情報交換会【実施の有無検討中/軽食のみも考慮】 |
第2日目:2023年7月9日(日)
9:30-12:00 | 第40 回⼤会記念企画「座談会:学会創立50 周年を展望する」 ・第1部・日本ソーシャルワーク学会の沿革と活動と今後の展望:小山隆会長 久保美紀副会長、和気純子副会長、大島巌副会長、空閑浩人副会長 ・第2部・指定討論者の発題(学会活動の評価と要望): 西島善久氏(日本社会福祉士会会長)、小原眞知子氏(日本医療ソーシャルワーカー協会副会長、国際ソーシャルワーカー連盟アジア太平洋地域(IFSW-AP)会長) ヴィラーグ ヴィクトル(日本社会事業大)、大谷京子(日本福祉大) |
12:00-13:00 | 昼食/総会 学会学術奨励賞報告 |
13:00-15:30 | 自由研究発表② 課題セッション② 実践家の研究を支援する試み―本学会ワークショップのこれまでの成果と課題 ・コーディネーター:佐藤俊一氏(スピリチュアルケア研究会ちば)、司会:保正友子(日本福祉大)他 |
15:30-16:00 | クロージング |
7.大会参加費
会員(含共催団体の会員) | 7000円 |
非会員 | 8000円 |
学生・院生 | 3000円 |
オンライン参加者も上記と同額です。
ハイブリッド開催のため、事前に全ての参加者へURLをお送りする関係上、当日の申し込みの受付は行いません。ご注意ください。
【参加申し込み期間】
2023年3月25日(土)~7月7日(金)12時まで
【参加申し込み方法】
次のURLから,参加申し込みフォームにアクセスしてお申し込みください。
上記フォームから申し込み後に、支払いサイトの案内をメールでお送りします。支払い方法は、クレジットカードまたはコンビニ決済が選択できます。参加登録後8日以内にお支払いください。直前に申し込みされた方は、最終の支払い期限が7月7日(金)12:00 までとなります。期限までの入金が確認できない場合は、参加登録は無効となりますのでご注意ください。なお、一旦納入された参加費は、不参加であっても、払い戻しはいたしません。
宿泊については斡旋をしておりません。各自でご予約ください。
8.自由研究報告の演題募集
発表者エントリー締め切り | 2023年5月12日(金)まで(※締め切りました) |
発表者抄録の提出締め切り | 2023年5月31日(水)17時まで(※延長しました) |
自由研究発表の申し込みは、以下のURLから行ってください。
- 自由研究発表は対面形式のみで実施します。一演題につき、報告時間20分、質疑応答10分の計30分とします。
- 自由研究報告を行うことができるのは、日本ソーシャルワーク学会会員に加えて、共催団体の会員も含まれます。奮ってご応募頂けると幸いです。
大会要旨集用の抄録(A4用紙2枚分)を期日までに提出してください。以下のアドレスへ、データファイルをメールに添付して送付してください。
抄録の様式は、こちらからダウンロードして作成してください。
https://www.jsssw.org/wp/wp-content/uploads/2023/04/format1.doc
※応募頂いた演題および抄録原稿は大会実行委員会で査読し(主に研究倫理の確認)、採否を決定します。結果は6月中旬までに通知します。
9.お問い合わせ先
日本ソーシャルワーク学会 第40回大会事務局